グレーゾーンとの成長
小さい頃はただ少しだけ成長が遅いかな?くらい
小学生になると自分の感情のコントロールができなくなり、学校でも大発作を起こすので段々と友人が遠巻きになる
学校から発作で倒れたと聞き迎えに行くと全員席についたまま机ごと教室の後ろに集められ、娘を抱いている先生と二人が空けられたスペースにいた
まるで娘の発作を劇や公演を聞く、見てるかのようで子どもたちの目が怖かった中救急車で病院へ行ったのは今でも脳に焼き付いている
中学生になると薬のおかげで発作はなくなるものの、今でいう「空気が読めない」ので、ますますいじめの対象
高校は悩んだ
後からその気持ちはわかるが間違いだったと言われたがまだ普通に生活できる、補助しなければない事もない、受験しても受かる少し遠い普通高校に入学
高校生になると周りが少し大人になるので手を貸してくれる同級生もいたし、同じようにグレーゾーンの友人らしき人もできた
が、ほんの少しの感情のずれが自分で制御できず、声をかけてくれる先輩と大喧嘩
ひっくり返った亀みたいになり手足をばたつかせたらしい
結局自分から嫌われることをしたのに理解できず、今だに「私には友達がいない」
自分にもそういう事はあるし誰にでもチャンスを逃す事はある
でも娘はそのチャンスすら理解できていない
ただただ「自分をわかってくれない」相手が悪いのだ
成人してからも何度も話し合った
不安定になると必ずいう「生きててごめんなさい」
一度だって産まなきゃ良かったなんて匂わせた事すらないのに。
グレーゾーンはわからないようでわかっている
わかっているようで全くわかっていない
親は毎日アップデートされても経年劣化していく
頭ではわかっていても心身共にすり減っていく
言い方は悪いけれど完全な障害者であれば‥もっと大変だったのだろうけれど「上を見ても下を見てもきりがない」